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60周年!!ホンダ スーパーカブ。super cubの歴史

カブ
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引用:本田技研工業株式会社

2018年は日本が誇る「ホンダ スーパーカブ」は発売開始60周年のメモリアルイヤーです。昭和33年(1958年)に初代surper cubを発売して60年、発売当初から平成の今まで見たらスーパーカブと判る変わらないデザインで日本を始め、東南アジアでも大活躍しているスーパーカブの歴史についてまとめました。

2017年にはシリーズの世界生産台数が1億台を超えました!!何が凄いのスーパーカブ?!

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スーパーカブってどんなバイク?

60年も売れ続けているスーパーカブ。

明け方に聞こえてくるバイクの音はおそらくカブのエンジン音です。新聞配達や郵便屋さん、お蕎麦屋さんの出前などビジネスユースを中心に使われています。あなたも一度は見たことがありますよね?

バイクではもちろん、全世界の乗り物で単一モデルとしては世界一売れているんです。1,000,000,000台ですよ!!これはT型フォード(1,500万台)やビートル(2,152万代)を遥かに上回る台数です。

「誰でも乗れる」がコンセプト

本田技研工業株式会社の創業者である本田宗一郎が日本ならではホンダならではのスタイルのバイクを作りたい。と開発がスタートしたスーパーカブ。

本田宗一郎はスーパーカブの開発にあたり

  • 日本の道路は悪いから、エンジンは4馬力にしなければならない
  • 悪路でも乗りやすい、頑丈なものを作らなければならない
  • 誰でも扱えるようなもので、とくに女の人が乗りたくなるようなバイク

と注文を付けたそうです。当時(昭和33年)の日本は道路の舗装率が約10%と低くほとんどの道路が舗装されていませんでした。舗装をされていない悪路を走ることが多いので圧倒的な走行性能が無ければならなかったんですね。

今のスクーターでは当たり前ですが、スカートを履いた女性でも乗りやすいように跨ぎやすいフレームにしたり、凄くユーザーのことを考えて設計をしています。

独特なデザイン、機構

さらに当時は下駄を履いてたり、お蕎麦屋さんの岡持ちを持ったままでの運転が行えるようにと工夫されています。(今では違反切符を切られますが、ノーヘル、片手運転が当たり前だったんですね)

ギアの変則は手動変速だけどクラッチレバーを無くし、自動遠心クラッチというセミオートマを採用しています。この自動遠心クラッチは現行のスーパーカブでも引き継がれていてスーパーカブ110はAT限定の小型二輪免許でのることが出来ます。

スロットルと前輪のブレーキがが右手、後輪のブレーキが右足、変速が左足で操作を行います。基本的には片手運転が出来ちゃうんです。

左足のギアの変速方法もシーソーペダルと呼ばれる機構(つま先がシフトアップ、踵がシフトダウン)を採用しています。

この独特な操作体系は、スーパーカブシリーズ共通で独特な方法ですが初心者でも手順を覚えれば簡単に行えます。

売れすぎた為に

あまりにも売れすぎてしまい、ベトナムでは「ホンダ」がバイクを指す言葉になってしまったそうです。

当時、ホンダのスーパーカブに対抗して発売されたヤマハのメイトやスズキのバーティは、「ヤマハのカブ」、「スズキのカブ」と呼ばれたりするくらい、普及しました。

スーパーカブの歴史

そんなスーパーカブの歴史を見て行きましょう。

1958年 スーパーカブ C110

引用:本田技研工業株式会社

1958年に発売された初代スーパーカブです。低床バックボーン式フレームに大型レッグシールド、自動遠心クラッチの3速ミッション、そして空冷4ストロークOHVエンジンを搭載して発売されたモデルです。昭和33年は東京タワーが完成した年で「三丁目の夕日」と同じ年代ですね。発売されたときには、もうスーパーカブとして完成されたデザイン、実用的で流線形で美しいです。

1962年 アメリカにHonda二輪車を根付かせたCA100

引用:本田技研工業株式会社

アメリカでで苦戦を強いられていたホンダを救ったバイクです。honda50と呼ばれアメリカでブームを起こしたモデルです。2人乗り仕様で国内仕様とは違うアメリカ仕様のスーパーカブです。

1966年 OHCエンジン搭載のスーパーカブC50

引用:本田技研工業株式会社

1966年にエンジンを大幅に改良したC50です。少ないパーツで駆動させ高性能化そして壊れにくくモデルチェンジをしたエンジンを搭載しています。

このOHCエンジンの基本構造は最新のスーパーカブにも受け継がれています

1983年 驚異の燃費SUPER CUB 50 SUPER CUSTOM

引用:本田技研工業株式会社

その後もスーパーカブは静音性や燃費を高めるために改良を重ね、1983年には脅威の燃費108km/Lを実現しました。

2017年 Surper Cub 50 / 110

引用:本田技研工業株式会社

そして2017年には、中国で生産されていたスーパーカブが日本に帰ってきました!!

2012年に海を渡って一番ユーザーの多い中国での生産へ切り替えられたスーパーカブですが2017年に生産拠点を熊本工場に移しました。

60年もの長い間生産、販売を続けているスーパーカブですが、発売当初から一目でわかるデザインは変わりません。

この2017年モデルは、デザインやロゴ、メーターのデザインを旧モデルをリスペクトしたモデルになっています。スーパーカブの原点回帰のようなフルモデルチェンジが行われました。

Super Cub C125

引用:本田技研工業株式会社

歴代のスーパーカブの特徴的なデザインで初代モデルに一番近いデザインのカブが返ってきました。エンジンの排気量は歴代のスーパーカブで一番大きい125cc。

見た目はレトロなカブですが、LEDやスマートキーなど最先端の技術を詰め込んだカブです。見た目はカブですが高級感が溢れています。

最後に

何気なく見ているバイクのスーパーカブの歴史を見てきました。実用的なバイクとして、こんなに日本に馴染んでいるバイクは他にありません。昭和時代のスーパーカブがまだ現役で走っています。その耐久性もさることながら、いつまで経っても変わらないデザインに美しさを感じます。

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